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オタクじゃないよ、乙女だよ!
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こういう時こそ小説書く絶好の機会なのに、ニコニコに入りびたってます。ウイルスでサイトまわりもできないし、頑張ろうと思ってた矢先にこれか!そして日記に書くこともほとんどないという……あれ、私かわいそうじゃない?(やっと気づいた模様



そして久々に平凡のヘタキャラアンケート見てみたら票数が結構な感じでびっくりしました。皆様ご協力ありがとうございます。というか、あれいつまで置いておくつもりなの!
それは平凡庭球の合宿アンケートにも言えたことなんですけどね……とりあえず、まだまだ置いておきます。そこ!

アンケートはずすの面倒臭がってるとか言わない!
そ、そんなことは、な、ない!!!と思ってる!(うぜぇえ


でもアンケートとかおいて皆様と交流できるのが超好きなんです。
チキンだけど交流するのは大好きな子。うざったい性格ですみません・ω・゛かまってくださる方がいてくださることが幸せです



ということで、ネタ放下!
平凡でロシアさんと(@ヘタ)ひっそりこっそりベラルーシ。



 


私はロシアさんの後ろにいる人物をなるべく視界にいれないように、溜息を一息吐いた。

ロシアさんも後ろにいる人物に気づいているのか顔色が良くない。まさかあのロシアさんにこんな表情をさせる人物がいたことが驚きなのだが、それよりもその人物からの視線のほうが居心地が悪く、ロシアさんのほうをみれない。


ロシアさんの弱ったところを見る絶好のチャンスだというのに。


しかし、あんな鋭いというか、じっとりとした視線で見られてそちらへと視線をやるなんて恐ろしいこと私にできるわけがない。じっとりとした視線の張本人は喫茶店の、私たちの座っている席の横、というかロシアさんの後ろからソファー越しにまっすぐこちらを見つめていた。
ロシアさん、怖いんですけど。超睨まれてるんですけど。



普段の私なら美人さんだぁ!なんて変にテンションをあげているところだが、あまりにその視線から漂ってくる雰囲気が重くそんなこと言えるわけもなかった。目の前に置かれたクリームソーダのアイスが溶けていっている。
だけど、気分が落ち着かずに、手持無沙汰にクリームソーダのストローを手に持ちくるくると回せば氷がぶつかりあってカランコロンと音を響かせた。

 

「……ロシアさん」

「…何も言わないで……僕も分かってるから」



ロシアさんの声がとてもよわよわしい。

いつもなら「僕のものになるよね?」なんて言いながら笑顔で脅してくるというのに、今のロシアさんの声は大袈裟に言うまでもなく少し泣きそうな声だった。
このロシアさんを哀れに思う日が来ようとは。だが、それ以上に自分があわれに思えて仕方がなかった。
 

どうして、私はこんなに睨まれなくてはいけないんだろうか。
 

理由が分からないんだけど、理由が。いや、なんとなくならもうわかっている。どうせロシアさんに関係していることなんだろう。頭にリボンをつけた外国人風の少女。この女の子もロシアさんに関係するというのなら、人ではなく、"国"なんだろうと容易に推測できる。

痴話喧嘩なら余所でやってくれ、と心の底から思う。


「その…私かえって良いですか、ね?」

「   ちゃん、僕を見捨てるの?!」
 

あまりに必死なロシアさんの声。これがこの状況ではなかったらボイスレコーダーにも保存したいと思っているだろうが、この状況ではそんなことも思えない。
ロシアさんのこんな声、絶対に聞けない貴重な声でだ。


しかし、それよりもここから離脱することが第一の私の今の願いである。


そもそもここに来た理由は、ロシアさんが突然現れたと思ったらここまで引きずってきたからで、このあと日本さんの家に行くはずだったにも関わらずいつの間にか私はロシアさんと喫茶店で向かい合っていた。

まだ、最初は良かったのだ、最初は(あんまり良くはないのだが、)いつものごとくロシアさんからの勧誘という名の脅しを右から左に聞き流しつつも、拒否していて。
だけど、話し始めて五分ほどしてロシアさんの後ろのソファーから顔をだしている少女が現れた。

ロシアさんも初めは気づいていなかったのだけど、私の視線から何かを感じ取ったのかどんどん顔色をなくし、今現在泣きそうな顔にまでなっていた。


写真にとりたい!とって日本さんにあげたい!

……でも、私にはできなかった。あまりにロシアさんが哀れすぎて、そんなことできるわけなかった。


「ロシアさんの、お知り合いですよね……?」
「一応、妹に当たるのかな?あ、うん、一応
 

一応を強調しつつも、彼の言葉に覇気がまったく感じられない。彼らの間にいったい何があるのだろうが。興味はあるが、首を突っ込んで自分に被害を被るのは絶対にごめんなので、私はそれ以上聞くのをやめた。

こちらへと視線を向けるロシアさんの目はまるで助けを求めているかのように見える。

つぶらな瞳でそういう風に見られたらなんとかしてあげたいと、思ってしまう…のだが、しかし、どうすれば良いのか分からな上に、先ほどよりも視線が鋭くなったロシアさん妹(仮)が怖すぎる。

すみません、私には無理です。だって、私今すっごく泣きそう。


「……本当にどうしようか」


何か良い案がないかと二人してこそこそと話しあう。しかしながら、一向に名案という名案は浮かぶことなく私とロシアさんはしばらくのあいだ重々しい空気に悩まされる羽目になってしまった。

 


(ロシアさんと一緒)


ロシアさん大好きなんだ……本当にロシアさんだったら重い愛でも、一方的な愛でもなんでも好物です。小説まわりしたい、よ(涙目)
 

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